トップ > 調査情報

2017年4月12日

ー「黒部遺跡 二ツ石前遺跡」報告書刊行しましたー

書名:黒部遺跡 二ツ石前遺跡
副書名:県営中山間総合整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 信州高山地区
シリーズ番号:116
刊行:2017年(平成29年)3月

両遺跡とも、樋沢川扇状地に立地し、調査地点は黒部遺跡が樋沢川の扇頂部、二ツ石前遺跡は扇央部にあたります。調査の結果、扇状地形成時の河道変動による起伏がとらえられましたが、調査地点は古代の人々が集落を営むには適さない地でした。

今回の調査地点は、遺構がなく、遺物も希薄でありましたが、当地における扇状地利用のあり様を考えるうえで貴重な成果が得られたと考えています。

【黒部遺跡 遠景(南から)】

遺跡は、写真奥を流れる樋沢川左岸で、扇状地扇頂部にあたり、今回は遺跡の北東隅を調査しました。

【黒部遺跡 出土石器】

南側の調査区で、縄文土器の小片とともに、黒曜石製の石鏃が出土しました。

【二ツ石前遺跡 東側トレンチ】

今回は遺跡のほぼ中央を調査しました。東側の樋沢川に近い調査区からは、川によって運ばれた多くの巨礫がみつかります。

【二ツ石前遺跡 出土石器】

地山層上面より、熱性変質を受けた凝灰岩製の削器が出土しました。

 

カテゴリ:黒部遺跡・二ツ石前遺跡

2017年3月24日

柳沢銅戈の復元

 

甦れ弥生青銅器の輝き-柳沢銅戈の復元-(行事・お知らせページ)へ

カテゴリ:柳沢遺跡

2017年3月9日

小島・柳原遺跡群出土の塔鋺形合子(とうまりがたごうす)について

プレスリリース資料;

塔鋺形合子について(行事・お知らせページへ)

 

カテゴリ:小島・柳原遺跡群

2017年1月30日

浅川扇状地遺跡群(三輪地区)整理情報(3)

 

今年度は本格整理作業を行ってきましたが、3月の報告書刊行に向けて大詰めを迎えています。報告書は県立長野図書館や長野県立歴史館を始め、県内の市町村教育委員会等に配布し、どなたにも見ていただけるようにします。


【遺物写真撮影】

遺物写真は土器の模様や形の特徴が正確に写るよう、ライティングを調節しながらプロのカメラマンに撮影してもらいました。

【報告書の編集・版組】

これまでに作成してきた遺構実測図、遺物実測図、遺構・遺物写真、原稿を合わせ報告書の体裁を整えて、本として印刷できるようにパソコンを使って版組をしていきます。

編集・版組したページの状態です。

【校正】

誤字・脱字はもちろん、間違いがないように細かくチェックし、校正していきます。

カテゴリ:浅川扇状地遺跡群(三輪地区)

2016年12月15日

柳沢遺跡調査情報(2)

10月3日から開始した発掘調査は、11月30日で終了しました。調査前に予想していた縄文時代と平安時代の遺構は発見されず、弥生時代と思われる不整形な土坑が2基検出されました。11月には来年度調査予定地区の確認調査をしました。


【遺構範囲とH28年度の調査区(900㎡)】

遺跡範囲(青色のトーン)北端部がH28年度の調査区となります。黄色のトーン部分は築堤事業の調査部分(H18~20年度調査)です。

【出土した縄文土器と弥生土器】

不整形な土坑から出土した縄文時代中期と弥生時代後期?の土器片。

【来年度調査予定地の確認調査】

重機によるトレンチ調査の結果、弥生時代中期と平安時代の土器などが出土し、掘立柱(ほったてばしら)建物跡などの遺構が検出されました。

【確認調査】

前写真の右側の調査区(C区)のトレンチ。砂層が堆積しており、壁が崩れるため、深いところは法面(のりめん)をつけて掘ります。

【確認調査の土層断面】

C区の地表下約1mの黒褐色シルト層から平安時代の土器片がまとまって出土しました。調査地点付近に竪穴(たてあな)住居跡などの居住施設があった可能性があります。

【確認調査の出土遺物】左:C区から出土した平安時代の須恵器、土師器(はじき)、灰釉(かいゆう)陶器。 右:D区から出土した弥生時代中期の土器片。

カテゴリ:柳沢遺跡 ,調査情報

次のページ>

ページのトップへ