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塩崎遺跡群

ふりがな
しおざきいせきぐん 
住所
長野市篠ノ井塩崎  マップ
立地
千曲川左岸の自然堤防上 
事業名
一般国道18号(坂城更埴バイパス)改築事業 
調査期間
平成25年4-12月 平成26年・ 平成27年・平成28年4-11月 平成29年4月- 
時代
縄文・弥生・古墳・平安 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2015年10月14日

塩崎遺跡群 平成27年度調査情報(5)

塩崎遺跡群では、いろいろな時代の住居跡がみつかっていますが、時代によって形や特徴が異なりますので、簡単に紹介したいと思います。

 

【弥生時代中期】

住居跡の平面形が小判形(楕円形)をしています。この住居跡からは土器片が一面に広がって見つかりました。住み替える時に捨てていったのでしょうか。

 

【弥生時代後期】

住居跡の形は隅が丸い長方形になります。この住居跡からは炭化した材が見つかっています。火事にあったものと思われます。

 

【奈良時代】

隅丸ですが、ほぼ方形になっています。画面の奥側の壁の中央にカマドがあり、煙を出す煙道が住居跡の外にのびています。

 

【カマド】

上の画像の住居跡のカマドです。焚口(土が焼けて赤くなっているところ)の両側に石を立て、カマドの壁の芯材としたようです(袖石)。焚口には、土器がたくさん出土しています。

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2015年9月30日

塩崎遺跡群 平成27年度調査情報(4)

【焼失住居跡】

火事で焼けた南北約8m×東西約5mの弥生時代後期の住居跡が出てきました。

 

【焼け焦げた建築材】

黒く焼け焦げた細長い材が散乱していますが、いずれも弥生時代の住居の上物(屋根など)の建築部材と考えられます。

 

【古代の溝】

奈良時代の溝がみつかっています。当初別々の2本の溝跡と考えて調査していましたが、なんと1本につながって、上空からみるとL字形になることがわかりました。

 

【L字形の溝の意味】

長さ東西約31m、南北約14m、幅1~1.5m、深さ0.5m前後、かなりしっかりした溝跡です。埋土の土層の観察からは、水が流れていたような痕跡は見つかっていません。何かを囲むような溝のようにも思えます。

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2015年8月25日

塩崎遺跡群 平成27年度調査情報(3)

【木棺墓】

人骨が2体葬られた弥生時代中期の木棺墓SM2012では、頭骨の脇から石鏃、扁平片刃石斧などの石器19点が出土しています。

 

【石器の副葬品】

石器は棺の中に置かれていたというよりも、崩れ落ちたような状況に見えます。棺の上に置かれて埋葬されたものだったかもしれません。被葬者は、弥生時代の塩崎ムラの戦士だったのか狩人だったのでしょうか。

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2015年5月19日

塩崎遺跡群 平成27年度調査情報(2)

【墓群】

塩崎遺跡群の東側の調査区(1区)からは、お墓の底やまわりにこぶし大の石を敷き詰めた弥生時代の木棺墓(もっかんぼ)、土器に骨を入れて埋葬した土器棺墓(どきかんぼ)、土坑墓(どこうぼ:はかあな)といったお墓がいくつも出土しています。

 

【木棺墓】

骨や緑色のきれいな管玉(2点)がお墓の底から出土した木棺墓もありました。(矢印が管玉)

 

【専門家の視察】

貴重な資料ということで、長野市埋蔵文化財センターのみなさんも視察に来られました。専門家の見学に、センター職員の説明にも熱がはいります。


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2015年4月22日

塩崎遺跡群 平成27年度調査情報(1)

【平成27年度開始式】

本年度も4月から、塩崎遺跡群の発掘を開始しました。開始式の会場は熱気でムンムンしていました。苦もあり、楽しみもある発掘調査ですが、まずは、健康と安全に気をつけてとの話が調査部長からありました。

 

【早速、発掘に邁進!】

昨年度からの続きを早速、発掘調査しています。本年度も貴重な遺構や遺物の出土が期待されていて、調査に携わっている人たちの胸も高鳴っています。(画像は2-2区)

 

【古代の円面硯が出土】

円面硯(えんめんけん:上から見ると円形のすずり)が竪穴住居跡から出土しました。昨年度から合わせると3点目になります。役所や寺院でしか使われなかったと言われる貴重な焼き物です。不思議なことに墨をする部分がデコボコしており、未使用だったのかもしれません。


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