高尾A遺跡・高尾5号墳

ふりがな
たかおAいせき たかおごごうふん 
住所
佐久市前山  マップ
立地
千曲川支流の片貝川左岸の丘陵 
事業名
中部横断自動車道建設 
調査期間
平成21年・平成23年・平成25年6月-8月・平成26年5月・9-11月 
時代
旧石器・縄文・弥生・古墳・古代・中世 
遺跡の種類
包蔵地・集落跡 
備考
 

2013年6月24日

高尾A遺跡 平成25年度調査情報(1)

6月4日より本年度の調査が始まりました。平成23年度の確認調査で竪穴状の遺構の範囲を確認している東斜面を詳しく調査するほか、丘陵の上部での確認調査も行います。昨年までの調査では、旧石器時代の石器や、縄文時代以降の遺物も出土していますが、はっきりとした遺構はみつかっていません。今回の調査では、竪穴住居などの遺構を調査することにより、遺跡のようすがさらに明らかになることを期待しています。

【重機掘削】

作業を効率的に進めるため、重機によって表土を掘削します。表土を掘り下げていくと、黄褐色の自然堆積した土の表面に、暗色の土が大小の島状に現れてきます。次に人力で土を削っていき、暗色の土が原始古代の人々が掘った穴の跡なのかどうか調べていきます。

【トレンチ調査】

調査対象地にトレンチと呼ばれる試し掘りの溝を掘り、遺構の有無や密度を調べていきます。また、トレンチの土層を詳細に観察すると、遺跡の地形や土層の堆積のようすが明らかになります。今は段々畑になっていて、自然地形は表面からわかりません。トレンチの壁にあらわれた地層が、原始古代の人々が暮らした当時の地形を復元するために大切なデータになります。写真はトレンチの壁面を平らに削っているところです。

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