西浦遺跡

ふりがな
にしうらいせき 
住所
飯田市上郷飯沼2705ほか  マップ
立地
 
事業名
中央新幹線建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査 
調査期間
2022年4月- 
時代
古墳時代ほか 
遺跡の種類
集落跡、古墳 
備考
 

2022年7月12日

西浦遺跡 2022年度発掘調査情報(1)

【発掘調査が始まりました】

 6月13日(月)から、リニア中央新幹線建設に先立って、西浦遺跡の発掘調査をおこなっています。

 場所は、天竜川右岸の飯田市上郷飯沼地区の、一段高い丘の上です。

 調査は9月いっぱいまで予定しています。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

【西浦遺跡ってどんな遺跡?】

 西浦遺跡は、縄文・弥生・古墳・平安時代、中世・近世の集落跡・その他の墓とされており、遺跡の範囲は南北約400m、東西約250mと広範囲にわたります。

 2019年の飯田市教育委員会による発掘調査では、弥生・古墳・平安時代の集落跡や、弥生時代の墓(方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)・円形周溝墓(えんけいしゅうこうぼ))、7世紀代の古墳=飯沼塚田古墳が発見され、テレビや新聞でも報道されました。

 

【調査成果】

 これまでの調査で、竪穴建物跡6軒、溝跡2条、柱穴状の土坑約100基、そして古墳の周溝を1基発見しました。この古墳ですが、墳丘は平安時代の荘園開発に際して削平されたものと想像され、現在まで存在すら把握されていないものでした。残存する周溝は、全体の1/4程度とみられますが、古墳がこの地に築造されていたことは間違いありません。西浦遺跡周辺には、古墳時代の集落が多数存在しますが、それらの集落との関係性を探る上でも、重要な発見と考えています。

 

西浦遺跡発掘だより第1号(PDF:797KB)

カテゴリ:西浦遺跡

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