Aboutセンター紹介

組織図

事業計画

発掘調査の流れ

表土剥ぎ

重機で表土を取り除きます。

遺構検出

ジョレンや両刃鎌などを使って、昔のくらしの跡(遺構)を探します。

遺構精査

移植ゴテなどを使って、遺構をていねいに掘り下げます。

遺構撮影

遺構や遺物が出土した様子などを写真にとって記録します。

遺構実測

遺構や遺物の様子を図面に書いて記録します。

写真撮影

カメラをつけたラジコンヘリで空から遺構の様子を撮影します。


遺物洗浄

土のついた遺物(土器や石器など)をきれいに洗います。

整理作業の流れ

発掘作業で出土した遺物や記録類は、さまざまな工程を経て報告書にまとめられます。

図面の整理

遺構ごとに図面をまとめ、整理します。

保存処理

壊れやすい遺物をきれいにし、強化します。

注記

遺物に遺跡や遺構名などの情報を記号で記入します。


接合・復元

遺物の破片を元の形につなぎ合わせます。

遺物の実測

遺物の寸法を測って、形や文様を図にします。

写真撮影

遺物の写真を撮影します。

編集

資料、データや整理作業の成果を編集し、報告書にまとめ、保存公開します。

沿革

昭和57年度1982年4月財団法人長野県埋蔵文化財センター事務局を長野市(旧県立図書館)に設置する。
1982年4月岡谷調査事務所を設置する(1985年3月まで)。
昭和58年度1983年4月松塩筑調査事務所を設置する(1990年3月まで)。同所に事務局を移設する。
昭和60年度1985年10月塩尻市吉田川西遺跡で緑釉陶器・八稜鏡等を副葬した土坑墓発見。
昭和61年度1986年10月佐久調査事務所を設置する(1995年3月まで)。
昭和62年度1987年4月長野調査事務所を長野市(旧消防学校)に設置する(1998年3月まで)、同所に事務局を移設する。
1987年10月安曇野市北村遺跡で人骨を伴う縄文時代の配石墓多数発見。
昭和63年度1988年6月佐久市下茂内遺跡で旧石器時代の石槍製作跡発見。
1988年8月長野市石川条里遺跡で古墳時代の祭祀場・水田跡を発見。
平成元年度1989年6月長野市川田条里遺跡で弥生時代の水田跡発見。
平成2年度1990年4月長野市松原遺跡で地下3mから縄文時代の集落跡発見。
1990年5月長野市大星山古墳群の調査本格化。
平成3年度1991年4月長野調査事務所中野支所を設置する。
1991年9月中野市栗林遺跡で縄文時代のドングリなどの水さらし場を発見。
平成4年度1992年4月上田調査事務所を設置する(1998年3月まで)。
1992年4月長野調査事務所中野支所を中野調査事務所と改称する(1996年3月まで)。
1992年5月長野市榎田遺跡で古墳時代中期の河川跡から大量の木製品出土。
1992年7月佐久市芝宮遺跡群で海獣葡萄鏡発見。
1992年9月中野市清水山窯跡で奈良時代の須恵器窯跡発見。
1992年10月坂城町観音平経塚で五輪塔群を発見。
平成5年度1993年8月信濃町日向林B遺跡で旧石器時代の大量の斧形石器と環状ブロック群発見。
1993年12月長野市篠ノ井遺跡群で円形周溝墓群を発見。
平成6年度1994年6月千曲市屋代遺跡群で木簡大量出土。
1994年11月県立歴史館が開館される。
1995年3月長野調査事務所を県立歴史館に移設する、同所に事務局を移設する。
1995年3月前長野調査事務所を長野調査事務所篠ノ井整理棟とする。
平成7年度1996年1月長野県埋蔵文化財センター研究論集「長野県の考古学」を刊行する。
平成9年度1998年3月(財)長野県埋蔵文化財センターを解散する。
平成10年度1998年4月(財)長野県文化振興事業団 長野県埋蔵文化財センターとして発足する。
平成11年度1999年10月大町市山の神遺跡で縄文時代早期の配石遺構発見。
平成12年度2001年1月茅野市長峯遺跡、聖石遺跡で縄文時代の大集落を全掘する。
平成13年度2001年6月千曲市社宮司遺跡で木造六角宝幢発見。
2001年7月飯田市竹佐中原遺跡で日本最古級の旧石器発見。
 
平成14年度2002年12月長野県埋蔵文化財センター研究論集「長野県の考古学Ⅱ」を刊行
平成16年度2004年4月県立歴史館から篠ノ井整理棟に事務局を一本化、現在に至る。
平成17年度2005年6月中野市千田遺跡で縄文時代の土偶多数発見。
平成18年度2006年9月伊那市東高遠若宮武家屋敷遺跡で江戸時代後期の建物跡発見。
2006年11月佐久市西近津遺跡群で弥生時代後期の国内最大級の竪穴住居跡発見。
平成19年度2007年10月中野市柳沢遺跡で銅戈・銅鐸の埋納坑を発見。
平成20年度2008年4月千曲市上五明条里水田址で平安時代の八稜鏡、鉄鐸発見。
2008年11月佐久市兜山遺跡で横穴式石室をもつ古墳を発見。
2008年12月飯田市鶯ヶ城跡を全掘する。
平成21年度2009年4月佐久市地家遺跡で板碑、五輪塔発見。
平成22年度2010年8月佐久市北裏遺跡群で弥生時代から古墳時代の方形周溝墓群を発見。
平成23年度2011年4月浅川扇状地遺跡群で筆立て円面硯発見。
2011年11月飯田市鬼釜古墳約120年ぶりの調査でウマの埋葬土坑、馬具発見。
平成24年度2012年11月飯田市神之峯城跡で中世の堂宇発見。
2013年3月長野県埋蔵文化財センター30周年記念誌「掘ってわかった信州の歴史」を刊行。
平成25年度2013年4月公益法人改革に伴い財団法人長野県文化振興事業団が、一般財団法人長野県文化振興事業団になる。
2013年7月長野市塩崎遺跡群の古墳周溝からウマ骨発見。
平成26年度2014年9月佐久市洞源遺跡で製鉄炉跡発見。
平成28年度2016年7月栄村ひんご遺跡で火焔型土器発見。
2016年10月長野市小島・柳原遺跡群で塔鋺形合子発見。
平成29年度2017年4月長野市浅川扇状地遺跡群で和同開珎発見。
平成31年度2019年4月飯田支所を設置する。

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