6月2日(火)・3日(水)、長野市立広徳中学校の生徒5名のみなさんが、今年度初の職場体験をおこないました。「日頃できない体験ができて良かった。」「次回やるときはもっと正確にやってみたい。」といった前向きな感想も寄せられ、埋蔵文化財センターの仕事に興味をもっていただけたようでした。
まずはじめに、調査課長から、埋蔵文化財センターの役割や仕事についての説明を聞きました。
土器の接合と復元を体験しました。ばらばらに割れた釜飯の容器を実際に接着しました。
最新鋭の実測用機械をつかって、土器実測を体験しました。ペン先で土器をさわると、その点がパソコンの画面上に現れます。
土器実測図のトレース作業に挑戦しました。
発掘現場のプレハブでは、遺跡から出土した土器や石器をブラシで丁寧に洗浄しました。土器の表面に付いた土を洗い落とした瞬間、二千年前のものとは思えないほど鮮やかな赤い色が見え、驚きの声があがりました。
発掘現場では、記録保存の大事な工程である、遺跡の高さを記録する作業(レベリング)をやってみました。正確さや計算の速さが必要であることが感じられたようです。
発掘調査の体験の成果について、現場の担当職員から講評をいただきました。最後に作業内容を日誌にまとめました。