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2012.02.21
千田遺跡の土偶
千田遺跡(中野市)
千田遺跡では、竪穴住居跡53軒をはじめ、多数の土坑や配石遺構からなる縄文時代中期の集落跡が見つかりました。出土した土偶の数は200点に達しています。ほとんどが頭、腕、腰、足など体の一部分だけで、全身が残っているものはひとつもありません。
長野県内の土偶の出土数は、松本市エリ穴遺跡の360点が現在最多数と思われます。千田遺跡はこれに次ぐ点数といえます。この他、安曇野市ほうろく屋敷遺跡48点、茅野市棚畑遺跡44点、高森町増野新切遺跡42点など、中南信地方の遺跡から多数の土偶が出土しています。
資料掲載報告書:『千田遺跡』 長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書98
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