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石川条里遺跡で遺跡公開を行いました。
7月5日(火)~7日(木)の3日間、石川条里遺跡で、遺跡公開を行いました。梅雨の時期ということもあり、天気が心配されましたが、好天に恵まれ、5日は40名、6日は56名、7日は55名の計151名の見学がありました。通常の現地説明会と異なり、遺構や出土品の説明だけでなく、実際に発掘作業している様子もご覧いただけました。
【熱がはいる遺跡の調査担当者】
地元塩崎地区を中心に多くの皆さんにご来跡いただけました。遺跡全体の概要を説明している段階から、すでに熱心な質問がいくつも出ました。自然と遺跡の調査担当者の説明にも一段と熱がはいります。
【石川条里の遺構の説明】
実際に発掘している場所へ、皆さんを案内して、中近世の掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)や井戸跡などの遺構の説明をしました。
【出土品の解説】
炎天下での熱の入った現場の説明とは、一転して「クール」な環境で出土品の名称、時代や歴史的意義を職員が、特製パネルなどを使ってわかりやすい説明になるよう工夫しました。出土品は7月25日(月)からセンターの展示室でご覧になれます。
【中世のやきもの】
今回の現地公開では、中世のやきもの、中国産陶磁器、珠洲(すず)焼、瀬戸焼の3者を取り上げ、その活発な流通の様子を解説しました。
※当日配布の資料はこちらです。H28塩崎・石川条里遺跡説明会資料(722KB)
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