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長野工業高等専門学校生のインターンシップ!
8月29日(月)~9月9日(金)の10日間、国立高専機構長野高専のインターンシップを受け入れました。第1週目は概ね発掘作業を体験し、第2週目に整理作業を体験しました。
男子学生5名、発掘に初挑戦。
発掘作業は、なぜ行なわなければならないか。オリエンテーリングを踏まえ、埋蔵文化財の保護について、少しばかり考えながら、発掘に入りました。
発掘には大勢の作業員の協力が必要。 おじいさん、おばあさんにあたる年齢の方も多く、発掘の細かなテクニックを教えてもらい、共同で発掘を進めました。
「何か、出たか・・・。」
「いや・・・。」
遺跡から出土した土器は、一つずつ出土位置や土層などを台帳に記し、コンテナに仮収納していきます。意外に細かな仕事が多々あります。袋の記載を間違えないよう、丁寧に作業を進めました。
初日、オリエンテーションの後、土器の写真撮影に取り組みました。普段あまり使ったことのない大型のカメラで土器を撮影しました。
≪第2週目≫
【石膏復元を体験】
本物の土器の破片を接合、その後に石膏復元を行いました。始めてのことで、貴重な土器を傷つけないように慎重に行いました。
【木製品の収納】
遺跡から出土した木製品を1点1点容器に保管します。外観は頑丈そうでも、数百年の年月を経ていて、とても脆弱です。職員の手ほどきを受け、恐る恐る行いました。
【報告書】
実習最後の2日間、発掘調査報告書の編集作業を行いました。職員から地形図の読み取り方や加工の仕方などの話を聞き、実際にやってみます。
【デジタルトレース】
発掘現場で作図した図面をスキャニング。デジタルトレースを行って、編集用の素図を作成します。
【デジタル編集】
デジタル化された素図と文章をパソコン上で組み合わせ、報告書のページを作成します。
どの学生もパソコンには長けていて、とてもスムースに編集作業を進めることができました。
【成果】
実習中に作業した写真や素図を使って、パソコンで編集した成果(実習生の作品?)の一例です。
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