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「出前授業」に行ってきました
4月20日、満開の桜に囲まれた長野市立鍋屋田小学校へ出前授業(社会科講師派遣)に行ってきました。迎えてくれたのは37名の6年生です。準備していると、並べられる土器や石器に興味津々の様子。40分という短い時間でしたが前半には「埋蔵文化財」は大切なみんなの宝物だということをお話しました。そして後半はいよいよ土器や石器に触れてみる時間です。はじめは緊張気味だった子どもたちも、本物の石鏃や縄文土器、弥生土器を間近にすると「同じ大きさでも縄文土器より弥生土器はすごく軽い。薄く作られてるからだね。」「石鏃の先はすごく鋭い。」といった声が次々と上がり、遥か数千年前のくらしの道具を実感しているようでした。
5月8日には遠足で、長野県立歴史館を訪れるとのこと。今日の体験を生かして、郷土長野の歴史をたくさん学習してくださいね。
【「埋蔵文化財」は大切な宝物】
前半は「埋蔵文化財」とか「遺跡」「発掘」といった、あまり普段聞きなれない言葉を説明しました。考古学という勉強をして、私たちのような仕事をしている人がいることも不思議そうに聞いていました。
今回、土器や石器にキャプションのような説明文はつけていません。よく観察したり、触ってみたりして「考古学」してみます。
さあ、これからみんなで「考古学」してみよう。
縄文土器と弥生土器を触ってみた。縄文より弥生の土器の方が薄く作られている。表面もすべすべに磨かれている。ガラスケース前から見るだけでは分からないことを実感していました。みんなで楽しく考古学してもらえたようです。
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