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長野県埋蔵文化財センター施設一般公開「第4回夏休み考古学チャレンジ教室」を開催しました。
4回目となる今年は、3日(金)に82名、4日(土)に180名、計262名の方にお越しいただきました。遠くは大阪府や埼玉県などから見えた方もいました。来場者のみなさんには、埋文センターの見学ツアーや、さまざまな体験コーナーなどで埋蔵文化財に親しんでいただきました。暑い2日間でしたが、ありがとうございました。
縄文はっぴに埋文キャラクターのお面をつけた愉快なツアーコンダクターたちが、所内を案内して、日ごろの業務をわかりやすく紹介しました。写真は機械を使って土器を実測しているところです。
このたび整備した展示室では、整理中の土器や石器を展示しました。また県立歴史館コーナーも併設し、本物の土器や石器、古銭に触れてもらう体験も行いました。歴史館の学芸員の方の説明に皆さん熱心に聞き入っていました。
埋文センターが誇る2人の考古学はかせが、来場者に身近な遺跡にちなんだ問題を出し、それに答えてもらいました。また、夏休みの自由研究の相談にものらせていただきました。「自由研究は、歴史はかせにおまかせ!」
埋文キャラクター・「縄文土器の精」であるドキジローが繰り出す5つの挑戦に挑んでもらいました。写真は「模様を写し取れ」(粘土への文様付け体験)のようすです。このほかにも、土器の接合体験や拓本体験、パズルや塗り絵に挑戦してもらいました。自分でとった拓本は、記念品としてパウチしてお渡ししました。ドキジローには勝てたかな?
黒曜石製のナイフで肉や野菜を切る体験をしてもらいました。特に肉の切れ味には「うちの包丁より、よく切れる!」とお母さんから驚きの声が聞こえてきました。
黒曜石を実際に割ってもらう体験にも挑んでもらいました。革手袋をはめ、ゴーグルをつけて、注意しながら割ってみました。「うまく割れるかな?」
遺跡から出土したばかりの土器を、丁寧に土を落としながら洗ってもらいました。きれいな文様があらわれてきました。うまく洗えるか、少しドキドキのようでした。
発掘現場で使用している、大型のカメラや高さを測るレベル、パソコンを使った測量などを体験してもらいました。暑い屋外での体験、発掘作業の熱い一面を感じていただけたでしょうか。
滑石を使って、アクセサリー作りに挑戦しました。勾玉のほかにもさまざまな形のアクセサリーを思い思いに作ってもらいました。みなさん、自信作ができたようです。
埋文メインキャラクターのかがみちゃんになって写真がとれるコーナーを設けました。「君もかがみちゃんになって、また来年もチャレンジ教室へ来てね!」
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