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今年度初!中学生の職場体験
5月16日、17日の2日間、長野市立篠ノ井西中学校2年生の5名のみなさんが、職場体験をおこないました。
あいさつがきちんとできて、どの仕事にも真面目に取り組んだ生徒さんたちでした。2日間お疲れさまでした。
埋文センターの仕事の説明を調査部長から聞きます。みなさんまだ緊張したようすでした。
その後、実際に行っている整理作業を見学しました。
4月から発掘調査をおこなっている長野市塩崎遺跡群から出土した土器の水洗いです。
学区内の遺跡なので、身近に感じたのではないでしょうか。
佐久市西近津遺跡群から出土した土器の接合です。立体的なところ、すべての破片がそろっていないところが、パズルと違います。土器片を傷めないように、ていねいに作業を進めていました。
接合した土器をよく観察して、自分たちの観点で分類ができました。
「形はどう?」「この土器は、こっちの仲間だと思う。」
考古学事始めとなったでしょうか。
釜めしの容器を土器に見立て、復元をおこないました。あらかじめ割っておいた容器を接合し、接着剤で固定します。破片がない穴のあいた部分には石膏を入れ、元の器の形に復元していきます。石膏を削る仕上げの作業が大変そうでしたが、少しでも良い形に整えようと、熱心に取り組んでいました。
写真室でデジタル一眼レフカメラを使い、西近津遺跡群の弥生土器の写真撮影をおこないました。自分でレイアウトを決め、シャッターを押したオリジナル作品ができあがりました。(写真は下)
佐久市森平遺跡の弥生土器のもようを拓本に取りました。色がムラにならないように墨をつけるのが、難しかったそうです。
「マコ」、「キャリパー」、「ディバイダー」。聞きなれない道具を使い、土器の断面図を作成しました。細かい作業で、みな真剣な表情です。
断面図の横に拓本をおきました。できばえはいかがでしょうか?
竪穴住居跡の調査をおこないました。暑さのなか、楽しくがんばりました。土器の破片をみつけることができたでしょうか。
~写真撮影 作品~
報告書の巻頭に載せることができるような、よい写真が撮れましたね(調査部長)。
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