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東日本大震災で被災した文化財の救援活動をパネルにて展示。
2011 年3 月11 日に起った東日本大震災では、各地の博物館や文化財保管施設も多大な被害を受けました。その直後から全国の機関が協力し、「文化財レスキュー」として被災文化財の救援活動が実施されました。
また震災から2 年が過ぎ、現在は復旧・復興計画にともなう埋蔵文化財調査も本格化しています。長野県からも2012年と2013年に支援職員が福島県で調査に当たっています。
ここでは東北地方の機関から写真や情報の提供をいただき、パネル展として文化財の救援と保護活動をご紹介いたします。この機会にぜひご覧ください。
パネル展「被災文化財を守る-東日本大震災と埋蔵文化財の救援と保護」
(当センター施設一般公開「夏休み考古学チャレンジ教室2013」関連企画)
会期:8月 9日(金)~9月6日(金)9:00~17:00 (但し、土日休)
見学:無料
協力:陸前高田市教育委員会、陸前高田市立博物館、福島県教育委員会、南相馬市教育委員会、東北大学埋蔵文化財調査室
岩手県、宮城県、福島県の東北3県では、太平洋沿岸部の市や町にあった博物館などに大きな津波被害がありました。
震災直後から、被災した文化財の救援活動が実施されました。ガレキに埋もれ、泥に汚れた文化財は全国各地から集まった人々の手によって、一つ一つ救い出されました。
写真は岩手県陸前高田市立博物館から借用したパネルです。
復旧・復興事業に先だって、発掘調査が本格化しています。全国各地から派遣された調査員とともに地元の皆さんの手によって発掘作業が進められ、地域の文化は大切に守られています。
陸前高田市、福島県南相馬市における調査の様子を紹介しています。
8月9日・10日に開催された当センター施設一般公開でも興味を持って見学されていました。被災した文化財の写真に大変驚かれている方もいました。また復興に先だつ調査のパネルを熱心に見学されている方もいました。
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