鬼釜遺跡・鬼釜古墳

ふりがな
おにがまいせき・おにがまこふん 
住所
飯田市上久堅  マップ
立地
玉川左岸段丘上 
事業名
国道474号飯喬道路建設 
調査期間
平成21・23年 
時代
縄文・古墳・平安・中世 
遺跡の種類
集落跡・古墳 
備考
 

2009年10月26日

鬼釜遺跡(1)~遺跡紹介

遺跡は飯田市の中央を流れる天竜川東側(竜東地域)の上久堅地籍にあります。上久堅地籍は、中世に竜東地域を支配していた知久氏の本城である神之峯城(かんのみねじょう)があることで有名です。神之峯城の北側を流れる玉川沿いには水田地帯が広がっており、鬼釜遺跡はここにあります。発掘調査は三遠南信自動車道建設に伴うもので、今回の調査場所は飯田東IC(仮称)建設予定地にあたります。調査地区に隣接して久堅神社があり、境内には鬼釜古墳があります。遺跡名は、この古墳の名前に由来するようです。
 
遺跡のうち、インターチェンジが造られる部分は約35,000㎡です。今年度は集落域や水田域の範囲を確定しながら、遺構・遺物の濃淡を把握していく調査を実施します。

調査研究員が、遺跡内に堆積している土の様子を調べています。どうやら、下に堆積している黒い土の中からは、古墳時代の土器のかけらが出てくるようです。

黄褐色土の地山上面で、縄文時代の遺構と思われる黒色土の落ち込みがみつかりました。

カテゴリ:鬼釜遺跡・鬼釜古墳

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