寺久保遺跡は、佐久市南部の旧臼田町域に位置しています。7月からトレンチを掘削して調査を進めています。現在までに竪穴住居跡とみられる方形の落込みが1基みつかり、形を明らかにしていく過程で平安時代の土器片が出土しました。寺久保遺跡では、過去に縄文土器や古墳時代の須恵器が採集されていますが、平安時代の遺構や遺物は確認されていませんでした。新たな発見として注目されます。
重機でトレンチを掘削し、さらに人力でけずって遺構の有無を確認しています。
線を引いて囲んだ黒っぽい部分が竪穴住居跡とみられる落込みです。これから全容を明らかにしていきます。