出川南遺跡

ふりがな
いでがわみなみいせき 
住所
松本市出川町  マップ
立地
扇状地 
事業名
県道出川双葉線建設関連 
調査期間
平成25年7月-平成26年1月(23次) 平成26年4月-8月(24次)                                                        平成27年4月-5月(27次) 平成28年4月-6月(28次) 平成29年4月- 
時代
弥生・古墳・古代 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2015年5月21日

出川南遺跡 平成27年度調査情報(1)

地表下約80cmの深さにある第1調査面の調査を終了し、現在、第2調査面の調査を行っています。

 

【第1調査面全景(北東から)】

長さ約22m、幅約7mの調査区。向かって左の東側からは、柱跡と推定される穴が検出され、ほぼ中央にある溝跡から西側では、小さな穴や凹凸がみつかりました。

 

【第1調査面東側の柱穴など】

直径10~15cm程の丸い穴が、東西・南北に並んでいます。掘立柱建物跡の柱穴と考えられます。時期を示す焼き物などがありませんが、遺構の形状やこれまでの調査から、中世頃の遺構と推定されます。

竪穴状遺構、溝跡、耕作痕の可能性がある凹凸などもみつかりました。

 

【古墳時代後期竪穴状遺構】

第1調査面の約20cm下から、古墳時代後期の土器が入った竪穴状遺構がみつかりました。遺構は東西約1.5m、南北2m以上の隅丸長方形で、深さは15cmほどです。土器は壺形の須恵器と考えられます。平成26年度調査地点では、古墳時代後期の遺構・遺物はみつかっていませんが、松本市教育委員会による発掘調査では、隣接地で多くの竪穴住居跡がみつかっています。

カテゴリ:出川南遺跡

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