写真中央に見える細長い筋が何本も平行に見えるのが畑の畝跡(うねあと)と考えられます。畝跡の脇(写真右端)には幅のある溝が発見されました。畑への水路や土地境の区画である可能性があります。
【溝と柱穴の列を発見】
溝は調査区内でほぼ東西方向に延びます。溝の脇には柱穴(ちゅうけつ)が並んでいます。溝の脇に柵のようなものが立っていたかもしれません。
溝跡の周辺からは平安時代(約1000年前)の土器片が見つかっています。
左端は大きな甕(かめ=液体を貯める容器)の破片、中央と右端のものは食器の破片です。