今年度の調査区は平成23年度の調査区から続く南斜面に当たっています。現在、溝2条、土坑4基、平安時代の竪穴住居跡5軒などが検出され、調査を進めています。
【平成23年度調査区に隣接する部分の調査状況(東から)】
溝は南に向かって直線的に下り、東方向に90度曲がって合流しています。断面はU字形ですが、部分的に上部断面U字形、下部断面逆台形の二段掘り状となっています。
いつ、だれが何の目的で造ったのでしょうか。その手がかりを探しだす努力を進めています。
【検出された竪穴住居跡(北西から)】
一辺が6mの方形を呈しています。出土遺物等から時期は平安時代と考えられます。
写真手前の細長く張り出している部分はカマドの跡かもしれません。今後の調査で明らかとなるでしょう。