東山遺跡

ふりがな
ひがしやまいせき 
住所
佐久市伴野  マップ
立地
千曲川左岸、片貝川支流の小宮山川の左岸 
事業名
中部横断自動車道建設 
調査期間
平成21年・平成25年4月 
時代
旧石器・縄文・弥生・中近世 
遺跡の種類
散布地 
備考
 

2013年5月14日

東山遺跡 平成25年度調査情報

―「コの字」状の溝跡―

本年度は未調査であった市道下の調査をおこない、調査は4月末に終了しました。今回の調査では、これまでにみつかっていた中世以降の溝跡(残存長150m)の延長部分を確認できました。溝跡は後世に削平され、市道下で途切れていましたが、本来はさらに長く続いていたと考えられます。この溝は土地を区画する目的で掘られた可能性がありますが、区画の内側と思われる部分に建物跡などはみつかっていません。溝跡と同じく削平されたのではないかと考えられます。今後、周辺の状況や歴史的環境を踏まえて、溝の性格を明らかにしていきたいと考えています。

これで、平成20年度から段階的に進めてきた中部横断自動車道関連の調査が完了しました。

 

【溝の掘り下げ】

写真中央の黒い部分が溝跡です。黒い土を掘り下げて、溝の形をはっきりさせています。残念ながら、今回の調査では遺物は出土しませんでした。


【市道下でみつかった溝】

検出面では幅1m、深さ10cm程度ですが、本来はさらに幅が広く、深い溝であったと思われます。

カテゴリ:東山遺跡

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