7月1日に下水内郡栄村豊栄のひんご遺跡の発掘調査が始まりました。長野県埋蔵文化財センターの栄村での発掘調査は今回が初めてです。
重機で表土を取り除いた後に、縄文時代後期の遺物包含層の掘削を始めました。
一番下の黒い地層から縄文時代後期の土器片等がたくさんみつかります。
その上の白っぽい層は砂や粘土が互層となる水成堆積層です。千曲川が運んできたのでしょうか。
注口土器の取手部分の破片。渦巻き模様が描かれた立派な装飾が施されていました。
浅い鉢形土器の口縁部破片。こちらも縁の内側に渦巻き模様が描かれています。
縄文人が敷き詰めた石の遺構が出てきました。住居跡になるのか墓跡になるのか、早く全体を見てみたいです。