11月13日に今年度の調査が終了となりました。
敷石住居跡3軒、竪穴住居跡18軒、配石遺構5基、粘土採掘坑1基、土坑167基、土器集中11カ所、焼土跡5カ所と多くの遺構が発見され、これまで知られていなかった縄文時代後期の集落跡の存在が明らかとなりました。
発掘調査は来年度もおこなわれる予定で、さらなる発見も期待できます。
【竪穴住居跡】
縄文時代後期の竪穴住居跡です。掘り込みが1m以上と深く、中央には石組の炉がみつかりました。
【石を込めた柱穴跡】
地面に穴を掘り、石を込めた中央に柱を立てた跡が複数みつかりました。建物があったかはっきりしませんが、かなり大きな石が使われてます。
【粘土採掘坑】
粘土を採掘した跡がみつかりました。
【調査区遠景(東より)】
縄文時代の地層まで掘り下げると、画像左にある千曲川に下る斜面が姿を現します。この斜面の落ち際から竪穴住居跡や土坑がみつかりました。来年度は画像奥の黄色い重機の下を調査する予定です。