南大原遺跡の発掘調査を開始しました。
本遺跡は昭和54年に調査が行われ、弥生時代中期後半(約2000年)の竪穴住居跡が3軒発見されました。今回は隣接地を調査しますので、住居跡が発見できる可能性があります。
【発掘調査開始】
重機で表土を除去しながら、竪穴住居跡などを見つけていきます。重機を使っているので、全員ヘルメット着用で作業をします。
【遺構を探す】
重機で表土を取り除いた後、丹念に地面を削り、土の色などの違いを確認して、竪穴住居跡などの建物跡を探していきます。「何か、遺構はないか」。鋭い目が地面に向けられます。
【掘立柱建物跡の柱穴を発見】
茶色の土の中に、黒い円形(径15cm)の柱穴が6つ発見されました。いわゆる1間×2間の建物跡だと考えられます。時代は弥生時代の可能性がありますが、出土遺物がなく、いまのところ分かりません。発掘補助員さんが、柱穴を指さしています。
南大原遺跡
- ふりがな
- みなみおおはらいせき
- 住所
- 中野市上今井字南大原 マップ
- 立地
- 千曲川右岸
- 事業名
- 県道三水中野線建設関連
- 調査期間
- 平成23年4月20日~平成25年11月13日
- 時代
- 縄文・弥生・古代
- 遺跡の種類
- 集落跡
- 備考
2011年5月10日
南大原遺跡 平成23年調査情報(1)
カテゴリ:南大原遺跡