遺跡南端部(C区)の調査を継続しておこなっています。北端部(B区)と同様に平安時代、弥生時代、中世の土器が出土しています。
【C区南部全景】
現在の柳沢集落よりも低地にあり、平安時代や弥生時代の土器は黒色の粘土層から出土します。出土状態から、低地でみつかった土器は、調査区の東側斜面上方に集落跡があって、そこから流れ込んだ可能性が高いと考えられます。
【排水溝を掘る】
湧水が著しいため、調査区の周囲に排水のための溝を掘りながらの調査になります。この溝は、これから調査を進めていく下層のようすを観察することにも役立ちます。
【調査のようす】
黒色粘土層中には土器が集中してみつかる地点があり、その周りは慎重に少しずつ掘り下げて調査しました。
【弥生土器】
弥生土器の破片がまとまってみつかりました。完形に近い状態に復元できそうです。