10月19日(月)から、今年度調査予定最後の地区となる鐘鋳川(かないがわ)南側の調査を開始しました。すでに調査が終了している北側の地区から続く古墳時代中期の溝跡を検出して、埋土を掘り下げています。溝の底部付近からは、土器の破片が多数みつかっていますが、中には完全な形に近い土器も出土しています。
地面を少しずつ平らに削っていき、溝跡など遺構の形を探します。
溝の形を確認したら、溝の中に堆積している土の様子を観察するために、一部分だけ先行して掘り下げます。
溝の底に近い場所から、砂利や拳大の礫に混ざって土器片が多く出土しています。
溝の底に近い場所から、完全な形に近い土器がみつかっています。底の丸い小形の壺で、器台などの上に載せて祭祀の場などで使われていたと考えられている土器です。