―市街地に眠る古代の遺跡―
4月16日より、平成26年度の調査を開始しました。県道高田若槻線関連の発掘調査も4年目になりましたが、今年度は、事業予定地南側の桐原地区を中心に行う予定です。昨年同様、弥生時代~中世にかけての遺構がみつかることが予想されます。現在、古墳時代の竪穴住居跡1軒、溝跡5条などが確認されています。
重機により表土を剥がしたあと、両刃鎌で地表面を薄く平らに剥がしながら、竪穴住居跡などの遺構を探していきます。
竪穴住居跡の形を確認したあと、十文字に溝を掘り竪穴住居跡に堆積した土層の状況と、床面までの深さなどを確認します。
竪穴住居跡に堆積した土を掘り下げていくと、土器片がみつかりました。みつかった土器はその場所に残しながら掘り進め、写真を撮ったり、測量をしたりして記録を残します。(竹串がさしてあるところに土器が残されています。)