-市街地に眠る古代の遺跡-
調査開始より1ヶ月半が過ぎ、現在桐原地区の2ヶ所で調査を行っています。3区とした北側の地区では中世以降の溝跡3条や土坑が、南側の地区では古墳時代の竪穴住居跡3軒と溝跡6条や土坑などがみつかっています。
竪穴住居跡の中に残されていた土器や石器の状況を写真に記録するために清掃作業を行っています。
【竪穴住居跡から出土した土器】
住居跡からは、壺の大きな破片や完全な形に近い鉢などが出土しています。
古墳時代の住居跡の床面付近から、弥生時代の磨製石器が出土しました。古墳時代の人も、まだまだ石器を使用したのでしょうか?それとも住居跡が埋まった土に混在していたのでしょうか。
溝跡の中に堆積していた土砂の中から多数の土器片が出土しました。
出土した土器の中には、破損した坏(つき)と呼ばれる器が多く含まれていました。