【本格整理作業を開始しました】
沢尻東原遺跡の発掘作業は昨年度で終了し、今年度は報告書の刊行に向けた本格的な整理作業を開始しました。現在は土器の接合と復元を実施しています。
【たくさんの遺物が出土しました】
沢尻東原遺跡の発掘調査ではたくさんの遺物が出土しました。コンテナ数は土器270箱、石器50箱を数えます。
【土器の接合作業】
遺跡でみつかる土器は大部分が割れた状態で出土します。すべての破片の文様、色、厚さ、割れ口などの特徴を観察して、土器の形を想像しながら接合します。
【接合が終了した土器】
まるでパズルのようですが、全部のピースがあるわけではありません。このように大部分が復元できる土器は少ないです。
【土器の復元】
接合が終了した土器は立体的に復元します。破片どうしを接着し、テープで固定しながら底から上に向けて組み上げていきます。
【復元が終了した土器】
今から約5000年前、縄文時代中期のものです。
石膏(せっこう)で欠落している部分を補強します。