鬼釜遺跡・鬼釜古墳

ふりがな
おにがまいせき・おにがまこふん 
住所
飯田市上久堅  マップ
立地
玉川左岸段丘上 
事業名
国道474号飯喬道路建設 
調査期間
平成21・23年 
時代
縄文・古墳・平安・中世 
遺跡の種類
集落跡・古墳 
備考
 

2011年10月6日

鬼釜遺跡 平成23年調査情報(6)

鬼釜遺跡・鬼釜古墳 調査の概要
 自然堤防上で見つかった縄文時代と平安時代の竪穴住居跡、鬼釜古墳の調査を行っています。縄文時代の竪穴住居跡には、住居の出入り口に土器(埋甕:うめがめ)が設置されていました。
 鬼釜古墳では、墳丘が盛られていた場所に堆積している表土層と周溝を掘っています。表土層から管玉がさらに1点出土し、管玉の出土数は合計6点になりました。
 
【縄文時代の竪穴住居跡の炉】
炉の中に何重にも土器片を重ねてあります。炉の縁には比較的小さな破片、炉の中央には大きな破片が設置してあります。炉の縁には火で焼けた痕跡(赤い部分)が見えます。

【炉の記録】
上の写真の土器の出土状態を図面に記録します。

【埋甕1】
縄文時代の竪穴住居跡の埋甕(うめがめ)です。地面に穴を掘り、正位(土器の底を下)の状態
で土器を埋めてあります。

【埋甕2】
埋甕1が設置された竪穴住居跡の隣にある住居跡の埋甕です。地面に穴を掘り、逆位(土器の口縁を下)の状態で埋めてあります。

【鬼釜古墳出土の管玉】
鬼釜古墳の墳丘が盛られていた場所に堆積している表土層から出土した管玉です。

【遺跡見学会】
9月28日(水)、飯田市上久堅公民館主催の遺跡見学会で、12名の方が見学しま
した。当日は作業日で、縄文時代の竪穴住居跡や鬼釜古墳の調査状況とともに、発
掘調査のやり方や土のなかから遺物が出る状況も見学してもらいました。

カテゴリ:鬼釜遺跡・鬼釜古墳

ページのトップへ