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小山の神B遺跡

ふりがな
こやまのかみBいせき 
住所
佐久市小宮山字布替戸  マップ
立地
蓼科山から東に延びる丘陵の南東斜面 
事業名
中部横断自動車道建設 
調査期間
平成22年・平成23年・平成25年8月-12月 
時代
縄文・弥生・中近世 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2011年10月31日

小山の神B遺跡 平成23年度調査情報(1)

8月から発掘調査を開始しました。最初は遺跡全体の様子を知るために、調査区前面に溝状のトレンチ調査をしました。
今のところ、尾根の南東斜面から、縄文時代前期初頭の塚田式期の竪穴住居跡4軒、前期後半の諸磯c式期の住居跡4軒が見つかっています。日当たりのよい南東斜面に展開された小規模な集落と思われます。
土坑は100基以上確認しています。深さ1m以上になる貯蔵穴も見つかっていて、縄文時代の土坑が住居の周辺にいくつか存在したようです。土坑の調査はこれからなので、今後土坑と竪穴住居跡の関係を明らかにしたいと思います。

【遺跡遠景】
臼田バイパス方面より撮影しました。
遺跡は手前の丘陵上(矢印部)にあります。

【調査前風景(南東から)】
調査のため木を伐採した様子です。

【トレンチ調査】
重機で表土を剥いだ後、人力で掘り下げた面をきれいにし、遺構や遺物の有無を確認しました。

【南東斜面の調査風景】
斜面にある竪穴住居跡などの遺構を調査しています。
縄文時代前期の竪穴住居跡や土坑(どこう)が見つかっています。

【竪穴住居跡を掘る】
縄文時代前期の竪穴住居跡を調査しています。
土層観察用のベルトを残して掘り下げています。

【縄文時代の土器】
小山の神B遺跡で出土した縄文時代前期後半の土器です。
半分に割った細い竹を使って、渦巻に押し引きながら文様をつけています。
最近の研究では、5800~5650年前頃のものであるとする見解が示されています。(暦年較正年代)

【縄文時代の土器】
小山の神B遺跡で出土した縄文時代前期初頭の土器です。
全面に縄文がつけられている、底の尖った土器の破片です。
最近の研究では約7000年前のものであるとする見解が示されています。(暦年較正年代)

【縄文時代の石器】
左側が石匙(いしさじ)、右側がスクレイパーと呼んでいる黒曜石の石器です。
いずれも縄文時代前期のものと思われます。

カテゴリ:小山の神B遺跡

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