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海岸寺遺跡

ふりがな
かいがんじいせき 
住所
松本市入山辺  マップ
立地
海岸寺沢沿いの谷内 
事業名
県砂防ダム建設事業 
調査期間
平成25年8月-12月 平成26年9月-11月 
時代
平安・中世 
遺跡の種類
集落・生産遺跡 
備考
 

2014年10月3日

海岸寺遺跡 平成26年度調査情報(1)

海岸寺遺跡の発掘調査が始まりました。昨年度の調査では、平安時代の竪穴住居跡や、江戸時代の埋葬された人骨などが発見されています。今年度は昨年度調査の西区と道路をへだてた隣接区と、松本市教育委員会が行った試掘調査の際に礎石建物跡が発見された平坦地の隣を調査する予定です。

 

【急傾斜地につくられた石垣】

調査区内には江戸時代頃に造られた水田の石垣が並んでいます。山側から切り崩して谷側に盛り土し、平坦な地形を造り出していたようです。

 

【遺構の検出】

近世以降の盛り土の下からは古代・中世とみられる土坑や溝跡が確認されました。

 

【斜面地での作業】

平坦地の盛り土の下は高低差のある複雑な地形になっていました。棚田が造られる前は、薄川に向かう複数の沢をもつ急斜面地だったようです。

カテゴリ:海岸寺遺跡

2014年1月27日

海岸寺遺跡 平成25年度調査情報(1)

-発掘調査終了-

8月に始まった今年度の発掘調査は12月17日で終了しました。

周辺遺跡から寺院跡の可能性を想定していましたが、調査の結果、遺跡に残る平坦地は近世の耕作地として造成されたものであることがわかりました。造成地の下からは平安時代の竪穴住居跡や平安時代~中世と思われる掘立柱建物跡の柱穴がみつかりました。

遺物は縄文土器、平安時代の土器片が少量みつかりました。また戦国時代頃の内耳鍋片もみつかりました。

 

【海岸寺遺跡の全景】

遺跡内には県宝千手観音立像(平安時代中頃)を祀るお堂があり、周囲には海岸寺経塚、観音堂の旧地と伝える弘法平があって、この周辺に「かいがん寺」と呼ばれる山寺がかつて存在したと想定されていました。しかし、今回の発掘調査範囲では寺の関連施設は確認できませんでした。


 

【平安時代の竪穴住居跡】

平安時代の竪穴住居跡です。寺との関係は不明ですが、平安時代にはここに人が暮らしていたことがわかりました。

 

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