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小島・柳原遺跡群

ふりがな
こじま・やなぎはらいせきぐん 
住所
長野市大字柳原1561ほか  マップ
立地
千曲川左岸の自然堤防上 
事業名
長野東バイパス改築事業 
調査期間
平成28年6月-11月 平成29年4月- 
時代
弥生・古墳・平安 
遺跡の種類
散布地 
備考
 

2017年7月4日

小島・柳原遺跡群 H29年度調査情報(3)

柳原住民自治協議会による遺跡の見学会が6月28日にありました。地域の皆さん23名の参加があり、熱心に調査の様子をご覧になっていました。

【調査区の見学】

一段高い場所から、調査区全体を見学していただきました。 遺構が重なり合っている様子がよくわかります。

【竪穴(たてあな)建物跡の説明】

前日夜に雨が降りましたが、竪穴建物跡の間近で見学していただくことができました。参加者からは、遺跡や遺構に関する質問が多く出されました。

【遺物の説明】

平安時代の土師器(はじき)や須恵器(すえき)、土製のおもり、陶製 の容器のフタ、お茶の道具である風炉(ふろ・ふうろ)の破片など、今年出土した遺物を見ていただきました。

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2017年6月12日

小島・柳原遺跡群 平成29年度調査情報(2)

今年度、発掘調査予定範囲は、ほぼ表面の土が剥ぎ終わりました。古代から中世の竪穴建物跡16軒、溝跡7本、墓35基、土坑(穴)200基以上が検出され、調査が進められています。6月7日には、県文化財保護審議委員の先生方や県教育委員会の皆さんが現場を視察されました。

【土器が置かれ、焼けていた穴】

 内耳土器が多量に出土した穴が見つかりました。穴の内側は激しく焼けており、カマドの煙道(えんどう)のような筒状の掘り込みが付いています。穴の中には土器が置かれていました。土器を焼いた穴にしては小さく、何のための施設か検討中です。

【木棺墓と土坑墓】

 昨年度から戦国時代から江戸時代初期にかけてのお墓がいくつも見つかっていますが、今年度も、長方形のお棺が納められていたと思われるお墓(木棺墓)が見つかっています(写真中央)。その右側には、人骨がそのまま土葬されたお墓もみつかっています(写真右)。

【風炉】

 お茶などをたてる時には、湯を沸かすために特別な道具、風炉(ふうろ・ふろ)が使われました。中世のものは、縁に文様装飾が施されていますが、特に素焼き(瓦質)のものが、室町時代以降珍重され、お茶を飲む風習(喫茶・茶の湯)とともに全国に広まったようです。

7月8日(土)に現地説明会を開催しますので、是非ご来場ください。

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2017年4月24日

小島・柳原遺跡群 平成29年度調査情報(1)

一般国道18号長野東バイパスの建設に伴って、昨年度に引き続き今年度も発掘作業が始まりました。今年度は北八幡川と村山堰に挟まれた部分の東半分を調査します。
 昨年度調査した地区の隣接地になり、平安時代の竪穴建物跡、中世の溝跡や墓跡などの調査になると想定しています。地域の歴史の解明につながる成果が期待されます。

【発掘作業が始まりました】

 4月14日から、作業員さん約20名、調査研究員2名で始まりました。冬の間にたくわえた体力と気合で、みんなやる気いっぱいです。

【大溝の延長】

 昨年度、調査区をほぼ南北に分断するような形で見つかった大溝の延長部分が現れてきました。調査区の南側でほぼ直角に曲がっているようです。

【石塔の出土】

 大溝付近の表土を掘り下げていくなかで、早速、五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)の笠が出土しています。宝篋印塔は、真田家墓所のように上級武士などの供養塔として建てられることが知られています。大溝の性格を考えるうえで手がかりになるかもしれません。

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2017年3月9日

小島・柳原遺跡群出土の塔鋺形合子(とうまりがたごうす)について

プレスリリース資料;

塔鋺形合子について(行事・お知らせページへ)

 

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2016年12月13日

小島・柳原遺跡群 平成28年度調査情報(3)

今年度の調査が11月30日に終了しました。竪穴(たてあな)住居跡15軒、溝跡9本、墓跡26基、土坑370基以上など古代から近世の遺構を調査し、たくさんの土器や石製品、金属製品などの遺物が見つかりました。 地域の皆さんをはじめ多くの方々のご理解ご協力をいただき、本当にありがとうございました。

【西側上空から見た今年の調査地区】

北八幡川の北側の地区では、狭い範囲に平安時代の竪穴住居跡が10数軒集中していました。またこの竪穴住居跡を切った中世の大きな溝も見つかりました。

【中世の大溝】

南北方向にまっすぐのび、寺院などの区画と考えられる幅6m、深さ2mを超える大溝からは、五輪塔が多く出土しました。

【土器が集中して出土】

ある平安時代の竪穴住居跡カマドからは、土師器(はじき)や内黒8うちぐろ)土器、灰釉(かいゆう)陶器が30点以上集中して見つかりました。元の形に復元できそうな土器片が多く、今後の作業が楽しみです。

【終了式の様子】

6月に作業員さん19名、調査研究員2名で始まりましたが、終了時には作業員さん22名、調査研究員4名となりました。大きなケガ・事故もなく無事終了の日を迎えることが出来ました。

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