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石川条里遺跡

ふりがな
いしかわじょうりいせき 
住所
長野市篠ノ井塩崎  マップ
立地
千曲川左岸の後背湿地 
事業名
一般国道18号(坂城更埴バイパス)改築事業 
調査期間
平成28年4月-11月 平成29年4月- 
時代
弥生・古墳・平安・中世・近世 
遺跡の種類
水田跡 
備考
 

2017年7月11日

石川条里遺跡 H29年度調査情報(2)

6月上旬まで調査を行っていた地区では、地表下約1.8mで千曲川の洪水で埋まった弥生時代の水田跡を発見しました。坂城更埴バイパス建設に伴う石川条里遺跡の発掘調査では、初めての発見となります。

【弥生時代水田跡の調査】

写真の右側に県道長野上田線が通っています。 弥生時代の土層を覆う砂層を掘り下げ、畔などを検出している様子です。白線が畔です。洪水砂は、畔の部分にはなく、水田面に堆積していました。

【地形の起伏に沿った水田】

弥生時代の水田跡を上空から撮影した写真です。畔で囲まれた水田跡の左側で微高地がみつかりました。弥生時代の畔はこの微高地の裾に沿ってつくられています。一方、現在の水田は、ほぼ東西南北方向に畔が延びています。

【水田跡の測量】

電子平板を使って畔の測量をしている様子です。

水田一枚が小さいことがわかります。

【上空から見た石川条里遺跡】

調査区とその周辺を撮影した写真です。調査区周辺は現在も水田が広がり、弥生時代から生産域であったことがわかります。

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2017年5月2日

石川条里遺跡 平成29年度調査情報(1)

坂城更埴バイパス建設に伴う石川条里遺跡の発掘調査が始まりました。現在は、県道長野上田線の東側で調査をしています。

【発掘作業開始式】

4月13日(木)、今年度の発掘調査が始まりました。写真は 発掘作業開始式の様子です。

【周辺の遺跡】

現在発掘調査を実施している調査区を東から撮影した写真です。写真中央にある三角形の尾根には、越将軍塚(こししょうぐんづか)古墳と赤沢城跡(あかざわじょうせき)があります。その尾根の麓では、長谷鶴前(はせつるまえ)遺跡群の発掘調査を行っています。



【水田跡の調査】

平安時代の水田跡を調査しています。平安時代の水田跡は、千曲川の洪水砂で覆われているため、その砂層を掘り下げて畔や水田面に残る足跡と思われるくぼみなどを検出しています。

【水田跡の畔の検出状況】

写真中央の黒色の部分が畔で、その両側の明るい部分が洪水砂です。洪水砂を取り除くと水田面が現れます。

【水田面に足跡?】

畔の両側の水田面には、足跡と思われるくぼみが多数あります。水田を覆う洪水砂がこのくぼみにも埋まっています。

【土層断面の記録】

土層の断面を記録している様子です。

【水田跡の記録】

水田跡の調査で検出した畦は、電子平板という測量機器を用いて記録しています。

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2016年6月1日

石川条里遺跡 平成28年度調査情報(2)

一番東側で、中世の遺構が集中して確認できる場所の調査が進み、大きな掘立柱(ほったてばしら)建物跡や畑の畝(うね)の痕跡、井戸跡、溝跡が見つかりました。


【石川条里東側(1a区)の調査風景】

いよいよ本格的な発掘作業の開始です。見つかったさまざまな遺構を掘り進めています。(東側から撮影)


 

【整然と並んだ畑の畝の痕跡】

長さ約10m、幅約50㎝で整然と並んでいます。

 



【大きな掘立柱建物跡】

掘立柱建物の構造は3間×7間で、大きさは約6m×約13mあります。柱を立てた穴のそばに、調査をしている作業員さんたちに立ってもらいました。これらの柱の穴を掘り進めていくと、中から礎盤石(そばんせき)が見つかりました。

 

【見つかった礎板】

穴の底に直径30cmほどの平らな石が見つかりました。この石の上に柱を据えたものと考えられます。この場所に、どんな目的で、どんな建物が建っていたのでしょうか。


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2016年4月28日

石川条里遺跡 平成28年度調査情報(1)

調査も4年目を迎え、今年から「塩崎(しおざき)遺跡群(いせきぐん)」の西側に隣接する「石川(いしかわ)条里(じょうり)遺跡(いせき)」を調査します。石川条里遺跡は、塩崎遺跡群に住んでいた人々の生活を支えた水田跡と予想されています。塩崎遺跡群は、弥生時代から平安時代にいたるまで多くの人々が住み続けた集落跡です。水田跡である石川条里遺跡の調査は、塩崎遺跡群を考えるうえでも重要な成果をもたらすものと期待されます。

【塩崎遺跡群・石川条里遺跡発掘調査開始式】

本年度4月より、塩崎遺跡群とその西側にある石川条里遺跡の発掘を開始しました。開始式のあと、いよいよ本格的に発掘調査が始まりました。発掘調査では作業員さん約60名、調査研究員8名で今年も発掘します。健康と安全に気をつけて、皆さんの手で埋もれている歴史を掘り起こしていきましょう。

【発掘調査に着手した石川条里遺跡の様子】

千曲川の洪水土砂で埋もれた遺跡の姿を徐々に掘り下げながら調べています。現在、おもに中世の時代(平安時代に起きた洪水の後)のものを調査しています。水田跡で知られている遺跡でしたが、掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)が発見されています。

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