鐘鋳川(かないがわ)のすぐ北側の地区の発掘調査をおこない、古墳3基と古墳時代の竪穴住居跡2軒、溝跡が4条、土坑6基がみつかりました。
古墳墳丘の周りに掘られた溝(周溝)からはたくさんの土器がみつかりました。
周溝の中から完全な形に近い高坏が置かれたような状態でみつかりました。高坏の中には東海地方でみられる鋸歯状の模様があるものもみつかっています。
古墳の大きさは外径で約18mあります。大きさがわかるように作業員さんに立ってもらって撮影しました。
竪穴住居跡は方形で一辺は約7mです。北側の壁の中央にはカマドが設けられていました。
床面からは滑石と考えられる石のかけらがたくさんみつかり、土ごと取り上げて洗ってみました。石製模造品の完成品、および未完成品がみつかりました。
カマドからは完全な形に近い土器が出土しました。
また、カマドの中からは甕を支えるための土製の支脚もみつかっています。