琵琶島遺跡

ふりがな
びわじまいせき  
住所
中野市豊津字大日影  マップ
立地
千曲川にせり出した舌状台地の末端部 
事業名
県道豊田中野線道路新設事業  
調査期間
平成23年・24年4月-10月・25年4月-7月 
時代
縄文・弥生・古代・中世 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2013年6月25日

琵琶島遺跡 平成25年度調査情報(2)

―発掘調査も後半戦に突入!―

4月からはじまった今年度の発掘調査も、7月末の終了にむけて後半戦に突入しました。5月14日にプレハブ東側の調査区(東区)の空中写真撮影をおこない、5月いっぱいで東区の調査を終了しました。現在は、プレハブから少し南側に離れた地区(南区)を調査中で、西側の山側から押し出された土砂とともに、弥生時代中期の土器や縄文時代の土器がみつかってきています。

 

【琵琶島遺跡上空より】

遺跡の東側を流れる千曲川上空より撮影。手前、白っぽく地肌のみえた台形の調査区が東区、中央奥のブルーシート部分が現在調査中の南区です。

【東区の全景(南より)】

黒く丸く見えるのが土坑。調査区ほぼ中央には、古墳時代と推定される竪穴住居跡もみつかりました。

【弥生時代の遺物包含層】

南区の山に近い西側で、黒色土に混じって弥生時代中期後半の土器片が600片以上出土しました。東西10m、南北10m以上ほどの範囲にまとまってみつかりました。竹串の刺さっているところが、土器の出土地点です。

【琵琶島遺跡初の石さじ出土】

南区で、琵琶島遺跡で初めての石さじが出土しました。大きさは幅3㎝ほどで、今から約6000年前の縄文時代前期ごろ、携帯用ナイフとして使われたものと思われます。

カテゴリ:琵琶島遺跡

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