【土器の実測作業】
沢尻東原遺跡から出土した土器の復元作業はほぼ終了し、実測作業が本格的に始まりました。
土器の実測には、デジタル技術を活用しています。デジカメで土器を全方向から分割して撮影し、その写真を委託業者が合成して3D実測図を作ります。1点の土器に必要なカット数は土器1点につき200カット程になります。
土器の凹凸の細部まで表現されています。
土器の断面図は手実測で作成します。この段階で土器の作り方や使用痕などを観察します。
3D実測図と手実測の断面図を合成して、実測図の完成です。報告書には実物の1/4や1/6の大きさで掲載します。