出川南遺跡

ふりがな
いでがわみなみいせき 
住所
松本市出川町  マップ
立地
扇状地 
事業名
県道出川双葉線建設関連 
調査期間
平成25年7月-平成26年1月(23次) 平成26年4月-8月(24次)                                                        平成27年4月-5月(27次) 平成28年4月-6月(28次) 平成29年4月- 
時代
弥生・古墳・古代 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2017年7月5日

出川南遺跡 平成29年度整理情報 (2)

整理作業も3ヵ月が経ち、遺物の様子がしだいに明らかになってきました。

出土した土器は、「台付甕(だいつきがめ)」という古墳時代前期を代表する器形が多いようです。現在は、土器片の接合・復元、住居跡など遺構の図面のトレース、表の作成といった作業を主に進めています。


【「台付甕」とは】

甕の底に台を付けた(煮炊き用の)土器のことです。東海地方西部に起源をもち、北部九州から関東地方まで広い範囲で出土しています。左の写真は、台を下から見た状態です。


【土器の復元】

土器片をセメダインなどで接合し、破片が足りないところには石膏を入れて補強します。薄くてもろい土器なので、慎重に作業を進めています。


【図面のトレース】

発掘現場で作成した図面を、パソコンに取りこんでトレースします。左が現場で作成した手描きの原図、右がトレースした図です。一日中パソコン画面に向かうので、根気が必要な作業です。

カテゴリ:出川南遺跡

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