【南栗遺跡の発掘調査が無事終了しました】
5月23日(月)に開始した南栗遺跡の発掘調査は、12月23日(金)に無事終了しました。近隣住民の皆様をはじめ、調査にご理解とご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
詳しい情報はこちら(南栗遺跡 発掘たより第2号 PDFデータ)
2022年度南栗遺跡調査範囲 空中写真
【今年度の調査成果】
調査区の南端付近で鎖川の氾濫によるものと推定する流路跡を確認し、これが奈良・平安時代の集落の南限を示すと考えています。また、34軒の竪穴建物跡が見つかり、集落がさらに西側に広がる可能性が高いことがわかりました。
左下の写真は6本柱となる、一辺7mの奈良時代の竪穴建物跡です。
その他に、深さ約2mの溝跡が見つかっていて(右下の写真)、屋敷地などを区画する溝であったと推測しています。
奈良時代の竪穴建物跡 深さ約2mの溝跡