馬越下遺跡は平成20年度の長野県教育委員会の試掘調査によって新しく発見された遺跡です。現在、平安時代の住居跡が数軒見つかっています。佐久平に見られる大規模な集落などとは対象的に、山間地の小規模な集落である点で、古代の集落を考える上で興味深い遺跡となりそうです。
千曲川東岸から遺跡を見たところです。遠くに八ヶ岳を望みます。
西側から見たところです。段丘上の小さな谷地形にあります。
ジョレンを使って地面を平らに削りながら遺構を見つけているところです。遺構の埋土が地山の土に似ているため、見落としがないようにいつにも増して慎重に作業をしています。
馬越下遺跡
- ふりがな
- まごえしたいせき
- 住所
- 佐久穂町大字千代里 マップ
- 立地
- 八ヶ岳から東に伸びる尾根末端部の河岸段丘上
- 事業名
- 中部横断自動車道建設
- 調査期間
- 平成22年・24年4月
- 時代
- 縄文・古代
- 遺跡の種類
- 集落跡
- 備考
2010年5月28日
馬越下遺跡(1)~遺跡紹介
カテゴリ:馬越下遺跡