五郎田遺跡

ふりがな
ごろた 
住所
飯田市座光寺  マップ
立地
天竜川西岸の低位段丘面に立地 
事業名
中央新幹線建設工事 
調査期間
令和3年1月~2月、令和3年4月~10月 
時代
弥生時代、古代 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2023年6月1日

五郎田遺跡 2023年度発掘調査情報(1)

【五郎田遺跡の発掘調査がはじまりました】

 国道153号拡幅工事に伴う地点とリニア中央新幹線建設工事に伴う地点の発掘調査が始まりました。前者は9月、後者は12月まで調査を予定しています。

 詳しい情報はこちら(五郎田遺跡発掘だより第5号 PDFデータ:921KB)

            (五郎田遺跡発掘だより第6号 PDFデータ:838KB)

 

 

 

 

【国道153号拡幅地点】

 令和4年度から調査をしています。昨年度の調査では平安時代の竪穴建物跡3軒と弥生時代~平安時代の土坑89基、時期不明の溝跡が見つかりました。

 今年度は中央部分(2・3区)の調査を行います。3区から調査を始めており、竪穴建物跡が10軒ほど、土坑が20基ほど見つかっていて、弥生時代~平安時代の遺物がたくさん出土しています。

 

 

 

【リニア中央新幹線地点】

 昨年度までに弥生時代~平安時代の竪穴建物跡44軒、掘立柱建物跡8棟、土坑約500基などが見つかっています。遺構も遺物も出土量が多いことから、土曽川左岸に大規模な集落があったことがわかりました。特に、建て替えの痕跡がある3間×4間以上の大形掘立柱建物跡が見つかり、長期間にわたって集落が営まれていたと思われます。西側では、土曽川に向かって流れる流路跡が見つかり、国道拡幅地点の1区から続くものと考えています。

カテゴリ:五郎田遺跡,南信,調査情報

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