【暑い中での発掘調査が進んでいます!】
4月から始まった発掘調査も3ヶ月がたちました。東海では梅雨も明け、飯田でも急激に気温が上昇しはじめました。熱中症に注意しながら調査を進めています。現在まで4区と8区の調査が終了し、7区の調査を行っています。たくさん昔の生活跡がみつかっていますので、各区の調査状況をお伝えします。

正泉寺遺跡 R7年度調査区
【4区の調査のようす】
4区では平安時代と思われる竪穴建物跡が5軒、土坑が25基みつかりました。6軒の竪穴建物跡は重なり合ってみつかりました。下の写真中央にその様子が確認できます。同じ場所で複数の世代にわたって生活を営んでいたのでしょうか。一方水色で示した範囲では、平安時代以降の氾濫によって地面が削られたり、土砂が堆積した様子や、後世のかく乱の様子がわかりました。

4区全体写真(北西より撮影)
【7区の調査のようす】
6月から開始し、現在平安時代の竪穴建物跡を約10軒を調査中です。カマド跡の残存状況がよい建物跡や完形の土器が出土した建物跡がみつかっています。


竪穴建物跡(SB83)のカマド
北西の壁面の中央にカマドの跡が確認されました。カマド周辺からはカマドを構築する40cmほどの石や、ほぼ完全な形の土器が多く出土しました。

竪穴建物跡(SB84)出土の土器
竪穴建物跡のコーナー付近の床面から、完全な形の耳皿や小形の皿がまとまって出土しました。遺物から11世紀の遺構と考えられます。正泉寺遺跡では初めての発見です。
正泉寺遺跡発掘だより2025年度第7号(PDF:950KB)
※号数は調査開始時からの通算