五郎田遺跡

ふりがな
ごろた 
住所
飯田市座光寺  マップ
立地
天竜川西岸の低位段丘面に立地 
事業名
中央新幹線建設工事 
調査期間
令和3年1月~2月、令和3年4月~10月 
時代
弥生時代、古代 
遺跡の種類
集落跡 
備考
 

2022年11月7日

五郎田遺跡 2022年度発掘調査情報(1)

五郎田遺跡の発掘調査を実施しています

 8月から来年1月までの予定で、土曽川左岸に位置する縄文時代から近世の散布地である飯田市五郎田遺跡の発掘調査を実施しています。

 調査期間中は、大型重機をはじめ、車両が出入りしますので十分にご注意ください。また、調査区内は危険なため、許可なく立ち入らないようにお願いします。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

リニア中央新幹線地点

 この地点は、昨年度も調査を実施しており竪穴建物跡31軒(弥生時代後期3、古墳時代17、古代11)などを確認しています。今年度は、その東西両隣を調査しています。

 西側のA区は、土曽川に流れていた流路跡が見つかりました。

 東側のB区は、遺構の遺存状態が悪いものの、多くの遺構と多量の弥生土器、土師器、須恵器、灰釉陶器片が出土しています。

 

国道153号拡幅地点

 これまでに竪穴建物跡1軒と土坑約50基、溝跡1条が見つかっています。出土した遺物から、竪穴建物跡は平安時代の遺構と考えています。古墳時代の遺物がまとまって出土した土坑もあります。同じような形状の土坑が並ぶ場所もあり、掘立柱建物跡の可能性もあります。

     

 国道153号拡幅地点の調査風景       土坑の中から見つかった土器の様子

 

五郎田遺跡発掘だより(PDFデータ:1013KB)

カテゴリ:五郎田遺跡,南信

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