Research調査情報

2011年8月12日

高尾A遺跡 平成23年調査情報(3)

高尾A遺跡は8月9日をもって今年度の発掘調査を終了しました。黒曜石を主体とした旧石器時代の石器群が約400点ほど出土しました。この他、縄文時代の土器(中期)と石器、古代の土師器、須恵器、中世の青磁と古銭が少数出土しました。
 
 6月26日(日)の 遺跡見学会資料」こちら (PDF 516KB)
 
【旧石器時代の調査区遠景】
南からの調査区遠景です(7月6日撮影)。
遠方に見える浅間山は1ヶ月前は冠雪してました。

【測量作業】
トランシットという測量機械を用いて、地形や遺物の出土位置を測量しました。

【旧石器時代の沢跡調査】
旧石器時代の沢跡を掘り進めています。

【旧石器時代の沢跡】
掘りあがった沢跡の状況です。写真左側からは別の沢が合流してきていることがわかりました。旧石器時代の石器は右側の沢跡の岸近くでまとまって出土しています。

【確認調査】
丘陵上部の調査区ではトレンチと呼ぶ溝をたくさん掘って、遺跡の状況の確認をおこないました。

【確認調査で遺構発見】
丘陵上部の確認調査により、竪穴状の遺構がみつかりました。ここの本格的調査は来年度以降におよなう予定です。

カテゴリ:東信,調査情報,高尾A遺跡・高尾5号墳

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