Research調査情報

2015年6月16日

尾垂遺跡 平成27年度調査情報(1)

【古代の遺構検出】

調査区の北側斜面で、古代(平安時代後期)の遺構が重複してみつかりました。2軒の竪穴住居跡と1基の土坑墓、1基の焼土跡です。遠方に見えるのが、南側の調査区です。

 

【平安時代後期の土坑墓の出土遺物】

土坑墓から灰釉陶器と土師器の椀が出土しました。灰釉陶器の下からは、鎌や鏃(やじり)と考えられる鉄製品もみつかりました。

 

【調査区南側の遺構検出作業】

調査区の南側では、5~20㎝ほどの礫を多く含む地山層から竪穴住居跡や土坑墓など複数の遺構が検出されています。出土する遺物から平安時代後期と考えられます。

カテゴリ:尾垂遺跡,東信,調査情報

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