【遺跡の姿が見えてきました!】
5月1日から令和7年度の発掘調査を始めました。
表土の掘削により、弥生時代、平安時代の竪穴建物跡などがみつかっています。
遺物は、弥生土器、平安時代の土師器、須恵器が出土しています。
遺物の種類は、生活に必要な、食器や水を貯めておく甕かめの破片が見つかっています。
そのなかでも、金属を砥とぐための砥石といしが注目されます。
昨年度の調査で弥生時代の金属加工の工房跡がみつかっているため、今年の調査でも、工房や職人たちの建物跡がみつかるかもしれません。確認された遺構をこれから、人の手で本格的に掘り下げていきます!

発掘調査風景(南大原調査区)

表土掘削でみつかった遺物(南大原調査区)

出土した砥石(南大原調査区)
【弥生時代の建物跡】
左の写真は弥生時代の竪穴建物跡の発見状況です。弥生時代の竪穴建物跡は、丸い形をしているのに対し、平安時代の竪穴建物跡は正方形に近い形をしています。
昨年度の調査では、弥生時代中期の石器製作工房跡や管玉製作工房跡と考えられる特殊な遺構や遺物がみつかっています。
今後どれだけの数になるか、わかりませんが特殊な遺構に注意しながら調査を続けていきます。

弥生時代の竪穴建物跡(南大原調査区)
【平安時代の建物跡】
平安時代の建物跡は、一辺の長さが約4m50cmの正方形の形でみつかっています。
昨年度の調査で、9世紀後半から10世紀ごろの平安時代の竪穴建物跡が7軒みつかっています。
これらの竪穴建物跡は旧千曲川の流路方向と平行し建てられています。今年度も地形を意識しながらの調査をおこないます。

平安時代の竪穴建物跡(南大原調査区)
【番外編・南大原遺跡の展示】
長野県埋蔵文化財センター(長野市篠ノ井)の展示室では、昨年度の調査でみつかった南大原遺跡の遺物が展示されています。他にも県内で発掘された遺物を展示しています。ぜひ、いらしてください!

埋蔵文化財センター展示室

南大原遺跡の遺物展示
【公開日:月~金(年末年始・祝日を除く)午前9時~午後5時・無料】