Research調査情報

2025年8月15日

川田条里遺跡 2025年度発掘調査情報(4)

【古墳時代から奈良時代と推測される水田跡がみつかりました!!】

 市道町川田大門線南側のT14・T15調査区の発掘調査が完了しました。

 地表面から約130cmほど下で古墳時代から奈良時代と思われる水田の畦畔がみつかっています。また、T14調査区では畦畔に沿って長さ100cm程度の杭が打ち込まれていました。T15調査区内の一角では畦畔が不明瞭となります。過去の上信越自動車道部分の調査では、T15調査区付近で水田が確認されなくなることが分かっており、今回の調査成果と一致しています。周辺環境の復元については、今後科学分析による検討を行います。

壁面で確認された畦畔の盛り上がり(T15調査区)

古墳時代から奈良時代の水田の畦畔(T14調査区)

古墳時代から奈良時代の水田の畦畔(T15調査区)

畦畔に伴う木杭(T14調査区)

畦畔に伴う木材(T15調査区)

 

【水田で出土した遺物】

 水田面での遺物の量は少ないですが、古墳時代の土器(土師器)などが出土しています。

 土師器は甕(煮炊きに用いる土器)の割合が多いです

古墳時代の土器(T15調査区)

 

【これからの調査の予定】

 7月下旬から市道町川田大門線北側のT12調査区の調査を実施しています。隣接するこども園の調査では、中世の居館跡である川田氏館跡に関連する遺構が確認されており、T12調査区でも多くの発見があるものと期待されます。新たな調査成果は今後の発掘だよりでお知らせします。

T12調査区の調査

 

川田条里遺跡発掘だより2025年度第4号(PDF: 1059KB)

カテゴリ:北信,川田条里遺跡,調査情報