4月から開始した調査も8月4日をもって終了しました。約3ケ月の発掘調査で、この千代里地区の山間部にも、平安時代の集落が営まれていたことがわかりました。今回の調査では竪穴住居跡から多量の土器とともに、墨書土器や鉄製品が見つかりました。耕地面積が狭く、しかも冷涼な山間部に、墨書土器や鉄製品を所有する集落が営まれたのか、解明すべき課題が確認されました。
墨書土器の一部です。墨書の文字は「井」・「左」でしょうか
見つかった鉄製品です。上は鎌、下は刀子(小刀です。
馬越下遺跡
- ふりがな
- まごえしたいせき
- 住所
- 佐久穂町大字千代里 マップ
- 立地
- 八ヶ岳から東に伸びる尾根末端部の河岸段丘上
- 事業名
- 中部横断自動車道建設
- 調査期間
- 平成22年・24年4月
- 時代
- 縄文・古代
- 遺跡の種類
- 集落跡
- 備考
2010年8月6日
馬越下遺跡(3)~最新遺跡情報
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