Research調査情報

2015年4月22日

浅川扇状地遺跡群 平成27年度調査情報(1)

平成27年度は調査地の最南端を発掘します。小さな土地の区画をひとつひとつ発掘する地道な調査が再開します。本年度は調査研究員3名、発掘作業員30名程度で調査を進めます。ご協力のほど、よろしくお願いします。

 

【調査開始、遺跡をさがせ】

調査開始。みんな一列になって遺構の検出に取り組んでいます。「土の色の違いに気をつけて。なにか出たら知らせてね。」と調査研究員の指示の声が聞こえるようです。

 

【大形の土器破片を発見】

さっそく、土器が出土しました。古墳時代の高坏(たかつき)の大形破片です。ていねいに全体の形を出していきます。

 

【出土位置を記録】

高坏の大形破片は住居跡などの遺構内ではなく、遺物を含む土層から出土しています。念のため出土位置はしっかりと記録しておきます。

 

【溝跡を確認】

遺構の検出作業を進めているうちに、溝跡の一部と考えられる黒色土の落ち込みを確認しました。慎重に調査していきましょう。

 

カテゴリ:北信,浅川扇状地遺跡群(桐原・吉田地区),調査情報

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