Research調査情報

2011年6月15日

滝遺跡 平成23年調査情報(1)

 5月に発掘調査を開始しました。発掘調査面積は約470㎡と狭い範囲で、和田遺跡の東側に隣接しています。調査区の一部は宅地造成のため削られていましたが、古墳時代と平安時代の竪穴住居跡が1軒づつ確認されました。

【発掘調査前】
自動車を停めてある平坦部が調査範囲です。

【確認調査】
重機で遺構や遺物がないか、トレンチ調査をします。
その結果竪穴住居跡が確認されました。

【調査区水没】
水はけが悪く、調査区が雨で水没しました。

【古墳時代の竪穴住居跡】
一部は調査区外にあり、全体は調査できません。
方形の竪穴住居跡です。床面から古墳時代前期の土器が出土しています。

【古墳時代前期の土器出土状況】
竪穴住居で出土した土器を水で洗って、いつの時代のものか観察します。
わずかな土器も遺構の時期を決定する貴重な資料です。

【平安時代の竪穴住居跡】
方形の竪穴住居跡の真ん中に、パイプなどを埋めた現代の溝が2条あります。
そのため、平安時代の竪穴住居跡が壊されて、部分的にしか残っていません。
写真中央上の土が赤くなっているところは、焼けた土で、竃(かまど)があったところです。

【竃(かまど)の焼けた土の堆積(たいせき)状況】
竃で火をたいた部分を土層断面です。
真っ赤に焼けた土の上面が火をたいていたところです。

カテゴリ:東信,滝遺跡,調査情報

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