平安時代(10世紀頃)の人々が暮らしていた竪穴住居跡です。一辺4mの方形で、北壁中央に煮炊きのためのカマドがあります。
本年度調査範囲のうち、最も南の地点です。中央の小穴群(白線で囲まれた土の色のやや濃い丸い部分)は方形に結ぶことができるので、掘立柱建物の柱穴跡と思われます。まだ掘り下げていないので、正確な時期は不明ですが、ピットを覆っている土質からみて、古代または中世ではないかと思われます。
洪水によって堆積した砂が広がっていたので、その下に昨年度と同様に水田跡が見つかるのではと期待されました。
砂を掘り下げてみましたが、残念ながら砂の下に水田跡はありませんでした。
2009年7月13日