Research調査情報

2026年6月29日

松本市 安塚古墳群 2026年度発掘調査情報(1)

【今年も安塚古墳群の発掘調査がはじまりました】

 安塚古墳群の発掘調査は一般国道158号(松本波田道路)改築に伴い、令和5(2023)年度から実施しています。本年度も4月中旬から発掘調査を開始し、11月下旬まで調査を行う予定です。

 今年度の調査では、令和3(2021)年度の松本市教育委員会による試掘調査でみつかった第12号古墳と、令和5(2023)年度に長野県埋蔵文化財センターが行った確認調査でみつかった第14号古墳の発掘調査を行います。また、主に事業用地の東側では確認調査を進め、安塚古墳群の広がりを明らかにしていきます。

 調査の期間中は、大型重機や作業車両の出入りがありますので、付近を通行される際はご注意ください。また、調査区域内には危険な場所もありますので、許可のない立ち入りはご遠慮ください。

 皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

安塚古墳群発掘調査区(西から撮影)

 

【安塚古墳群 発見と調査の歩み】

 安塚古墳群は、松本市新村・和田地区に分布する7~8世紀の古墳群です。

 昭和53(1978)年、県営圃場整備事業では古墳の発見が予想されたことから、新村歴史研究会が工事に立ち会い、第1~3号古墳を発見・調査しました。その後、松本市教育委員会による発掘調査が行われ、第4~9号古墳が確認されました。令和3(2021)年度には、一般国道158号(松本波田道路)の改築に伴い、松本市教育委員会が試掘調査を実施した結果、新たな古墳がみつかり、安塚古墳群の遺跡範囲が、これまで考えられていた範囲よりも南東側の松本波田道路用地内にも広がることが分かりました。

 これを受けて、現在長野県埋蔵文化財センターが発掘調査を進めており、昨年度までに道路用地内で5基の古墳(第12~16号墳)が確認されています。さらに、今年度の調査では、新たに2基の古墳を確認しました。

 その内容については、次号で詳しくご紹介します。

安塚古墳群の遺跡範囲(黄色塗り)

(松本市 文化財課からの提供図に加筆。赤色数字:古墳の番号)

 

安塚古墳群発掘だより2026年度第1号(PDF:729KB)

カテゴリ:中信,安塚古墳群,調査情報